なぜ先に間取り図?
リフォームでいちばん高くつく失敗は、工事が終わってから気づく失敗です。冷蔵庫が新しい場所に収まらない、ドアが収納にぶつかる、コンセントが家具の裏に隠れる。今の家を寸法どおりに描き、変更を間取り図の上で試せば、こうした失敗が最初からわかります。
例:キッチンをリビングに開いてオープンキッチンに
リフォーム前:独立キッチン
リフォーム後:オープンキッチン
- 前:リビング17.6 m²、キッチン11.2 m²。合計の内法面積59.3 m²。
- 後:オープンキッチンのリビング29.6 m²。壁のあった場所の0.8 m²が広がり、合計の内法面積60.1 m²。
- キッチンのドアはなくなり、キッチンへはリビングから入ります。キッチンの設備はそのままで、ダイニングテーブルは2つのエリアの間にあります。
構造壁に関する注意
撤去したい壁が構造壁かもしれません。構造壁、柱、梁に手を加えると建物の安全性が損なわれます。壁を撤去する前に構造の技術者に見てもらい、マンションなら管理組合に、必要なら自治体にも相談しましょう。間取り図はこの判断の代わりにはならず、希望を伝えるためのものです。
リフォームの間取りを順を追って
- 今の状態を測って描きます。部屋、ドア、窓、固定の設備(カウンター、便器、給湯器)を配置します。測り方がわからなければ、部屋の測り方の記事をご覧ください。
- バックアップを取ります。Nodaformで間取り図を.jsonとしてダウンロードしておけば、いつでも「開く」で元に戻せます。
- 変更を描きます。壁を撤去し、家具を新しい場所に移します。ドアの開閉範囲と通路がふさがっていないか確認しましょう。
- 3Dで確認します。オープンキッチンがリビングからどう見えるか、3Dビューで歩き回って確かめましょう。
- 施工業者と話します。間取り図を図面シートに配置し、PNGで施工業者や技術者に送りましょう。
今の家を描く寸法を入力して、変更を間取り図の上で試しましょう。
リフォーム前のチェックリスト
- 撤去する壁は構造壁ではない(技術者の確認済み)
- 給水、排水、ガス配管の新しい位置が決まっている
- コンセントとスイッチの位置が新しい家具に合っている
- ドアを開けても家具にぶつからない
- マンションの管理組合と、必要なら自治体に知らせてある
この記事の間取り図と寸法はレイアウト検討用です。建築許可、構造設計、施工図には、資格を持つ建築士と技術者による設計と承認が必要です。規則の詳細は自治体に相談してください。